【相亲大会】って何?中国の結婚事情

中国ドラマ《咱们结婚吧》の第4集に出てくる「相亲大会」。日本語では「お見合いパーティー」とでも言うんでしょうか・・・。しかしここに出てくるお見合いパーティーは普通のパーティー(男女が集まってお見合いをする)とは少し違って、親による「代理お見合い」のようです。

以前テレビで日本の「代理お見合い」を見たことがありますが、中国の「相亲大会」はハンパではありません。大きな会場(ドラマでは公園)に何百人も集まって行います。※時には数万人規模のお見合いもあるそうです。

相亲大会

この「相亲大会」では独身の息子、娘を持った親同士が子供の写真と資料(学歴、職歴、収入、過去の結婚歴など)を持ち寄って代理のお見合いをします。よい条件とは、女性の場合は若くて綺麗なこと、男性の場合は高学歴、高収入。主人公の桃子は美人ですが、32歳という年齢がネックになるので、母親の素梅は焦ってこの「相亲大会」で、娘の結婚相手を探すのです。

中国では女性の行き遅れを「剩女」と呼び、30過ぎの独身女性はかなり生き辛い社会のようです。もちろん日本でもそんな風潮がないことはないのですが、中国では「剩女」に対する世間の目は相当きつそうです。親からは毎日のように「結婚、結婚」とせがまれ、職場では白い目で見られます。女性の幸せは「結婚 + 子供を産むこと」である、というのが一般的考え方なのかもしれません。

しかし、最近の中国の若者の「結婚 + 子供を産むこと」についての考え方は昔とは少し変わってきているようで、《咱们结婚吧》では親と子の考え方の違いがところどころに見て取れます。中国はこの20年の間、かなりのスピードで経済発展を成し遂げ、世代間の価値観にも大きなずれが生じているような気がします。

《咱们结婚吧》はそういうことを乗り越えてみんなハッピーになってほしい、という願いが込められたドラマです。

このドラマを見るとすべてがうまくいくような気になるので、行き遅れた方は是非ご覧ください(笑)

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